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ごあいさつ
「いつか河内遙さんの作品を舞台でやりたいんですよ。」と成島さんに大言壮語を吐いてしまったのがきっかけでした。まさかこんなことになるなんて。
大学時代に河内さんの作品と出会いました。
河内さん描く人間たちが愛おしくてたまりません。その人間像や心情は、時に「現実感」というエッジが効いていて胸を抉られる思いがしますが、しかし温かみがあり、人間の臭いがします。そして、河内さんの描く男性陣らが好みのタイプでなりません。
私は舞台の上で、血の通った人間が観たいと思います。河内さんの作り上げたキャラクターたちに血を巡らせたい。そんな思いで彼らの言葉を書きました。
私の心情なんてどうでもいいですね。
どうぞ彼らの生き様を観に来てください。
脚本・鐸木 のすり
駒場さん、池ノ上くん、チャコ、北沢さん、浜田山くんの、
稀に見るにっちおさっちもいかない時。藁をもすがりたい時。
人生の苦みとどうしようもなさを凝縮したようなこのお話に、僕は今すこし救われています。
のぞき見るという感覚がぴったりな、息遣いまで感じられるギャラリーでの上演です。
信頼できる5名の俳優たちと、血が通った、生々しい作品にしていきます。
どうぞご期待ください。
演出・成島 秀和
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